【U-15】福岡県クラブジュニアユースサッカートーナメント準決勝

新宮ふれあいの丘公園多目的グラウンド

試合結果

vs IBUKI北九州
●3-3(0-3,3-0,PK2-4) 得点者 牟田宗太郎 川井遥太郎 小田凉司

立ち上がりから相手の勢いに押され、守勢に回ってしまいました。飲水前までに0-3とされ、後がない展開となりました。しかし、そこから驚異のリバウンドメンタリティを発揮し始め、徐々に相手ゴールに迫る回数が増え始めました。素晴らしいドリブルからPKを獲得し、絶好のチャンスが訪れましたが、惜しくもキーパーに阻まれ、前半を折り返しました。このままだと残り30分で終わりを迎えてしまう中、これまでのすべてを表現し、序盤から攻勢に出ることができました。それでもなかなかゴールを奪えませんでしたが、ようやく1点を返し、残り5分を切ったところから怒涛の攻撃を見せ、フリーキックの混戦から2点を奪い、劇的な形で追いつくことに成功しました。残り時間がわずかながら、その後も攻勢をしかけましたが、タイムアップとなり、PK戦へともつれ込みました。PK戦では最初にストップされ、終始相手の流れのまま、4人目のキッカーが外してしまい勝敗が決しました。

選手たちの最後まで諦めない姿は本当に感動させられましたし、このような試合を経験させてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
結果としては敗戦となりましたが、これからの成長や自信に繋がるような素晴らしい試合になったと思います。(齊藤コーチコメント)

これまでシーズンを通して温かい声援を送ってくださったサポーター皆さまには心より感謝申し上げます。

色々と伝えることは難しいですが、最後に最高かつ最幸の瞬間を選手たちは創ってくれたと思っています。サッカーに素直で真面目な選手たちだからこそ演じることができた激闘であり、チームで大切にしてきた「勝敗を超えた美学」を選手たちなりには表現してくれたことにとても心を動かされました。準決勝にて敗退となり、目標としていたファイナリストになれませんでしたが、この2ヶ月余りの選手たちの戦いぶりを観ているとこの世代で掲げたスローガン「奏緑結蹴~best team~」を達成できたように感じた瞬間でした。
「勝者のメンタリティ」というものがどういったものなのかも分からず、このクラブの伝統やクラブチームでプレーする価値など、選手として右も左も分からない子どもたちの集まりからの始まりでしたが、少しずつサッカーやその「本物」や「本気」に触れていく中で、さまざまな経験をしここまで成長してこれました。勝つことより負けることの方が多かったですが、サポーターの皆さまのいつも変わらない子どもたちへの「愛情」こそが、彼らを選手として立派に育ててくれたと強く思っています。これからは次の進路に向け、一旦は選手から離れて学生という立場での戦いがメインとなりますが、また再びそれぞれがそれぞれのピッチに戻り、それぞれの夢の続きを見てくれることを願っています。

このチームで味わった感動と興奮、喜びと悔しさ、熱狂、共感、一体感は本当に素晴らしかったと思います。これまでありがとうございました。次の世代へと輝くBaton(バトン)を繋ぎます。

引き続き温かい応援よろしくお願いいたします。