ジュニアサッカーの中で一番大きな大会である全日本U-12サッカー選手権大会の福岡ブロック予選が開幕しました。
福岡地区からは20チームが中央大会に出場でき、第4〜13代表の決定戦が行われました。
西南野芥は前期リーグで3部に所属していましたので、2連勝すれば中央大会の出場が決定という状況で試合を迎えました。
1回戦の相手は兄弟チームである西南GRと対戦。
お互いがお互いのことをよく知っている中での試合となりました。
前半の立ち上がりから相手コートでプレーすることを選手たちに伝えてピッチに送り出しましたが、最初のCKで先制することができ流れを掴むことができました。
先制でき、緊張がほぐれてからは、勢いを止めず立て続けに追加点を奪うことができ、リードした状態で試合を進めることができました。
後半に入ると、相手の前線からのプレッシャーに捕まり、ミスが続きなかなかボールを保持することができないまま試合が進むと、相手選手にミドルシュートを決められ失点を許しました。しかし、前半のリードが大きく、失点後もそのまま崩れることなく、勝利を掴み取ることができました。
普段から交流があり、低学年の時は共にトレーニングや試合をした仲間との戦いとなりましたが、お互いに全力をぶつけ合うことができました。
1回戦に勝利し、迎えた代表決定戦の相手は1部リーグ所属の福岡西。
勝てば中央大会出場が決定する試合ということもあり、今まで以上に緊張感のある1戦となりました。
これまで積み上げてきたことを、自信を持ってピッチで表現すること、とにかく全力で戦うことを選手に伝え試合に臨みました。
立ち上がりから相手コートに侵入し、得点を奪いにいきたかったのですが、緊張した様子で身体が重く、簡単なミスから失点を許し、先制点を奪われました。
しかし、顔を下げる選手はおらず、まずは同点に追いつけるように戦いましたが、なかなか相手ゴールは遠く、CKから追加点を許しました。
後半は先に1点を奪うことを伝えてピッチに送り出しましたが、選手たちも全力で自分たちを信じて戦ってくれました。その結果、良い位置でFKを獲得し、直接ゴールに入り、1点を返すことができました。
その後も追加点を狙いにいきましたが、カウンターから失点を許し、1-4の敗戦となりました。
全体を見ても、相手チームとの大きな差は感じませんでしたが、小さなところで相手の方が上回っていたと感じています。
あと一歩、あと少し、この差は小さく感じますが、小さな差の積み重ねが今回のスコアに反映されていると感じています。
試合を終えて、涙を流す選手が多くいましたが、「悔しい」という感情が湧いてくるのは、全力で取り組めた証拠です。
本気で、全力でこれまでやってきた選手が、勝った時に嬉しく、負けた時に悔しい気持ちを味わうことができ、その気持ちが次のステージへと導いてくれます。
全力で取り組んだ結果が、今回の結果であり、その現状を素直に認め、次に進んでいくしかありません。
今まで積み上げてきたことから、さらに強化し積み上げていくことが次の試合の結果につながります。
今回の2試合を経験し、一人一人、想うことがあると思いますが、自分にベクトルを向け、成長していけるように頑張っていきましょう。
今回は敗戦となりましたが、福岡ブロック第14〜20代表決定戦がまだ残っています。
まだあるチャンスをものにできるように、残りの期間、頑張っていきましょう!!