【U-15】FFA 第34回 堺整形外科杯福岡県U-15サッカー選手権大会2次ラウンド1回戦

新門司球技場

vs LAPASION

○2-2(0-1,2-1,P-K4-2) 得点者 / 瀬戸山遼成 水田翔太

立ち上がりから自分たちのスタイルを発揮しようと積極的に前に出ていく姿勢が観られ、ゴールに迫っていましたが、相手の粘り強い守備にあと一歩のところで阻まれ、コーナーキックのチャンスの流れから、一気に裏返されて先制を許しました。その後もボールを握ることはできましたが、相手の集結した守備ブロックをに対してなかなかゴール前に入っていけない展開が続き、そのまま折り返しました。まずは追いつくことためにギアを上げて入りましたが、相手のコーナーキックがネットに吸い込まれ、さらに苦しい展開となりました。それでも控えの選手たちがあきらめない気持ちをピッチの選手たちに伝え続け、残り15分を切ったところで1点を返すと、息を吹き返したようにさらにギアが上がりました。そして残り5分を切ったところでついに同点に追いつき、全員のボルテージは最高潮となりました。逆転勝利を目指し、最後の笛が鳴るまで、ゴールを目指しましたが、勝敗の行方はPK戦へもつれ込みました。PK戦ではキッカーが冷静に決め、キーパーが相手のキックを2本阻み、劇的な形で2回戦進出となりました。

簡単にはいかないとは思いながら臨みましたが、こんなにもドラマティックな勝利を演出し、次の戦いの切符を手に入れた選手たちを誇りに思います。これまで幾度となく立ちはだかったラウンド16の壁。この大会で乗り越えることができたことこそ、選手たちのこれまでのがんばりに他なりません。そして苦境に立たされたチームを最後まで信じた控え選手たちや後輩選手たち、サポーターの思い、コーチたちのファイティング・スピリッツにたくさんの勇気をもらいました。

最後の笛とともにピッチに雪崩れ込む選手たちを横目に、言葉にならない色んな感情が溢れ出てきましたが、余韻に浸っている暇はありませんので、歩みを止めずにタイトルを目指して進みたいと思います。それぞれの成長はこれから加速していきますので、今、この瞬間を大切にしながら明日へと向かっていきます。