【U-15】FFA 第34回 堺整形外科杯福岡県U-15サッカー選手権大会2次ラウンド2回戦

新門司球技場

ギラヴァンツ北九州

●0-12(0-4,0-8)

立ち上がりから締まった入りができ、うまく試合を運ぶことができました。しかし、飲水タイムの前にクロスボールを合わせられ、先制を許しました。その後も主導権を握られながら耐える時間が続きましたが、攻撃が少しずつうまくいくようになりました。その流れで同点のチャンスが訪れましたが、わずかにゴールから逸れ、直後に追加点を許してしまい、その後も失点を重ねていきました。後半立ち上がりにクロスから失点したところで、戦意を喪失させられ、さらにその後の20分間で立て続けに失点し、無得点のまま2回戦敗退となりました。

コーチのコメント

簡単にいく相手ではないと思っていたので選手1人1人がベストなプレーをし、勝利を目指して臨みましたが、センタリングから合わせられて先制を許してしまいその後も追加点を取られ続ける展開となりそのまま試合終了となりました。ですが、慣れないポジションを必死にやってみせたり、怪我を負っていても走り続けたり、ベンチから声を出し続ける選手達の姿、そして最後まで温かい声援を送ってくださったサポーターの皆さまを目にして本当に感動させられました。公式戦であれほど熱くなることは、このチームではもうありませんが、日本一のサポーターに支えられプレーできた選手達は本当に幸せ者ですし、それはきっと彼らの一生の財産になると思います。僕は選手のみんなに指導をさせていただいた期間は半年くらいでしたがその間でも成長していく彼らを見ていて、これから先どれだけ成長するんだろうと楽しみでしかありません。これまでのジュニアユースでのサッカーはいわばサッカー人生の第1章です。今後それぞれ様々な進路があると思いますが、その進んだ先にどんな物語があるかは自分次第でいくらでも変えられます。サッカー人生の第2章で選手全員が悔いのないようにサッカーを仲間と全力で楽しめることを心から願っています。次のステージは本当に厳しい世界で自分の思い通りになるとは限りませんが、この3年間一緒にサッカーをしてきた最高の仲間との日々を忘れずに頑張っていってほしいなと思います。

保護者の皆さまには、こんな不甲斐ない僕を受け入れてくださり心より感謝しております。お子様のご成長を肌で感じることができ、とても貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。僕はジュニアの頃から西南FCにお世話になっており、ユースを卒団後もこういった形で西南ファミリーの皆さまと幸せな時間を過ごさせていただけて本当に嬉しく思っております。ジュニアユース卒団後のお子様のご活躍を陰ながら応援しております。

山根亘希

チーム全員で勝利だけを目指して試合に挑みましたが、残念ながら敗戦となりました。ピッチに立つ選手は全力で自分の出せる力を出し切り、ベンチの選手達は声が枯れるほど声を出して、またサポーターの皆様の声援もとても選手の力になり、チーム一丸で戦うことができた最高の試合でした。最後の公式戦でこのような最高の環境でプレーできた選手達にとって、この経験は凄く大きいものになったと思います。本当に感動の試合をありがとうございました。

僕自身、選手達と関わる時間はあまり多くはありませんでしたが、とても明るく元気な選手ばかりで、急に現れた僕をすぐに受け入れてくれ、楽しい時間を過ごすことができました。そして短い時間でも彼らのサッカー人生に関わることができとても幸せでした。 昨日の試合で中学でのサッカーは終わってしまいましたが、この西南FCで仲間と過ごした三年間は君達の大きな財産です。この三年間の経験を活かして次のステージでも全力で君達らしく頑張って欲しいと思います。

これから先成長した君たちとまた出会えるのを楽しみにしています!
保護者の皆様、練習、試合での送迎、応援本当にありがとうございました。保護者の皆様の声援で選手達はとても力をもらっていました。本当にありがとうございました。
これからのご活躍を応援しております。
樋口陽太

メッセージ

2022シーズン、「素一致」を掲げ、これまで全員で歩を進めてきました。例年より始動が2ヶ月遅れ、その後も何度も中断したり、ここにたどり着くまでにハンデがたくさんありましたが、子どもたちの心、身体を観ながら、今よりもこれからがうまくいくためのものを伝えながら大切に育ててきました。人や仲間を大切に思うこと、自分自身の人生におけるサッカーを思考することなどに重きを置き、活動を通していろんな感情を抱かせながら、日々を重ねていくうちに、子どもたちは少しずつ大人になり、そして選手へと近づいていきました。

あっという間に月日は流れ、運命を決した昨日までの三日間は、ジェットコースターに乗っているような気分でした。急降下のさなかで区切りを迎えることになってしまい、悔しい気持ちもありますが、ここから急上昇していくために必要な結果だったと私は思います。僅差も大差も戦いに敗れたことには変わりはなく、その差を埋めていくためにこれからさらに努力をしていければそれで良いと思いますし、それが私たちの大きなモチベーションになると思います。今大会は、何よりとても濃密でかけがえのない時間となり、まさにこの世代の軌跡の結晶でした。クラブ史上、三度目となる「ベスト8」という成績を収めた選手たちは私の誇りです。本音を言えば、チームとして万全の状態で戦いたかったですが、誰ひとりとして下を向くことなく、サッカーと生き、素のままに楽しもうとしてくれたことに感謝しかありません。みんなは「これから」の選手であり、きっと未来は明るいはずだと信じています。

大きな期待を背負いながらも、満足のいく結果を皆さまにはプレゼントすることができず、悔いはありますが、このチームの監督であることを心から幸せに思いますし、U-15のサポーターの皆さまは、間違いなく「日本一」だと自負しています。その日本一のサポーターの皆さまにこれからも恩返しを続けていくために、それぞれが次のサッカーのステージに挑んでいくかと思いますが、いつもどんなときも、側で寄り添い、選手たちを支えていただければ幸いです。

これまでたくさんの応援ありがとうございました。